熱中症

気温が高くなると多発します。

熱中症は体温が異常に高くなり、高体温から多臓器不全を引き起こし死に至ることがあります。

 

症状

嘔吐や下痢、あえぎ呼吸、異常な量のよだれ、高体温、皮膚や眼の充血、チアノーゼ、意識障害、けいれんなどが起こります。

 

原因

動物は人のように汗をかいて体温調節をすることができません。主には呼吸によって調節しています。

そのため熱中症は高温多湿な環境にいると満足に体温を下げることができません。そのような代表的な環境として、車の中や換気不足の部屋といった高温環境、お風呂に入っているときの多湿な環境があげられます。

また、短頭種と呼ばれる鼻の短い種、肥満した動物、大型犬は熱中症になりやすいです。その他心疾患、呼吸器疾患の動物も危険です。

 

対策

•絶対に車に置き去りにしない。

•日中の部屋は窓を開けているだけでは高温になることがあるため冷房を使用する。

•シャンプーなどはできるだけ涼しい環境でドライングも手短に冷風で。

•炎天下の散歩を避け、涼しい時間帯に。

 

もし万が一熱中症になってしまったら

水道水で全身を濡らすか水で濡らしたタオルで体を包み、すぐに病院に来院ください。

 

注意していれば防ぐことはできます。人も動物も快適な環境(できれば25〜28℃、湿度50〜60%)で過ごしてください。

 

 

 

 

 

 

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いちご動物病院

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